右手で棒の根本を握る美亜。
そしてすこしだけ舌を出して先端を舐める。
「ああっ……気持ちいぃ」
弱い刺激だったが、頭の芯が痺れた。
びんびん。と、思考が弦を弾くように震える。
「口に入れるの大変だから……」
「ああ、舐めてくれればいいよ」
「うん」
すこし申し訳なさそうにうなずいたあと、美亜が舐める。
ちいさな舌を限界まで口外へと露出し、肉棒にあてがった。
肥大化した亀頭をぐりぐりと舐める。
唾液をふんだんに使って、音をわざと立てるように舌を這わせてくる。
「かはっ……あぁ」
立っているのがやっとだ。足腰が砕けるほどの快感。
思考は白くぼやけ、目をあけようにも力が入らない。
どうにか瞼をひらき、完璧美少女の卑猥な姿を網膜に焼きつける。
栗色の髪を耳にかけ、一所懸命に亀頭を舐める美亜。
今までの人生で見てきたどんな美人でも及びつかない美少女が、僕のチンコを舐めている。
その事実に何度も意識が遠くなった。
「あ、裏……そんなとこまで」
亀頭と皮を繋ぐ裏筋に美亜の舌がおよぶ。
僕の反応を見てうれしそうに頬をあげながら、美亜がさらに刺激を与えてきた。
「んっ、んっ、んっ、あっ」
舌を固くしてぐりぐり、と裏筋を舐める。
僕は耳の奥が痛いほどに緊張していた。
歯を食いしばって意識を保ち、美亜を観察する。
舐めるたびにジャグジーの中でその大きな胸が揺ていた。
青い照明を受け、白い肌が幻想的な色合いを見せる。
「ふあ、んちゅ、ん、ん、はむ」
「ああ、気持ちいぃ」
美亜が裏筋から幹の部分に舌を這わせた。
唇も使って、おいしそうに顔を前後に動かす。
「いい、いい……」
僕が感じれば感じるほどに美亜の動きは激しくなる。
根本を握っていた手も動かし、さらなる刺激を与えてきた。
「んちゅ、ん、ちゅぷ、んん、あむ、ふちゅ、んっ、うちゅう、ん」
巨大な棒のすべてを舐めつくそうと美亜が顔をふる。
長いまつ毛と、高く筋の通った鼻。
ときおり僕の顔をうかがう潤んだ瞳。
ジャグジーのお湯がぱちゃぱちゃ、と音を立てていた。
「あ、しごいて……しごいて」
一気にやってくる射精感。僕は美亜に指示を出す。
舐めるのをやめて、美亜が右手で肉棒全体をしごく。
長さがある棒をしごくのは、けっこうな労力だろう。
「出そう? 射精しそう?」
上目遣いで僕を見つめる美亜。
僕はうなずいた。腰へとマグマが滞留している。
いまかいまかと射精感が高まっていった。
「どこ出したい? 幸明、どこ出したいの?」
「あ、口……口、ひらいて」
「んっ」
舌をすこし出して美亜が口をあけた。
そして、しごきながら棒の先端を自分の口へとむける。
「出るっ……イクっ、美亜……イクっ」
「ん、いいよ、出してっ、わたしの口に、出してっ」
「ああああ、イクっ、あああ、イクっっっ」
細し尿道を無理やりに通り、競うように種子が外へと飛び出す。
腰の中心から快感の塊が全身へと弾け飛ぶ。
濃厚な白濁液が、容赦なく美亜の口へと襲いかかった。
「んんんんっ」
目はつむったが、美亜は口を閉じなった。
どろり。と、舌の上にのった精子たち。
そして勢い余って、美亜の顔へと飛び散った精子たち。
白く染められていく完璧美少女の顔を見て、僕は充足感に震えていた。
「はぁ……美亜……」
「いっぱい、出たねっ……ん、くっ」
ゆっくりと目をあけながら、美亜が口を閉じた。
そして喉を嚥下する。ごくり。と、音がした。
「飲んだのか?」
「え? そうだよ」
当たり前じゃん。と、いった感じで美亜が微笑む。
そして空っぽになった口を開いて見せてくれた。
「ほら……」
まだ顔には多くの精子が残っていた。
髪にも付着してしまっている。
「シャワー浴びよっか?」
「そうだな……」
ジャグジーの中で二人でシャワーを浴びた。
ボディーソープを使って、お互いの体を洗った。
くすぐったそうに体を捻る美亜。
そのせいで一度はなりを潜めていた息子が再び勃起する。
「あ、また大きくなってる……」
「ベッドで」
僕の言葉に美亜が、顔をあかくしてうなずいた。
「はい……」
バスタオルで体を拭く。
戸棚からルームウェアを見つけ、美亜がそれを着用した。
「これ、乳首が……」
照れたように笑う美亜。
ルームウェアは白で大きめサイズだった。
あまり布地が厚いわけではない。
胸の大きな美亜が着ると乳首の輪郭がはっきりとわかった。
僕もルームウェアを着た。
美亜が洗面所でドライヤーで髪を乾かしている音がする。
そのあいだに僕は、部屋で気になっていたものを調べた。
分厚い案内冊子をめくると、そこには無料でレンタルできるものが並んでいた。
他にもコスプレレンタル、販売商品などもある。
カラオケのやり方や有線放送の案内などもあった。
ベッドの脇には音楽を流す機器が設置されている。
僕は適当にダイヤルなどを回して、雰囲気のいい曲を選択した。
照明も調節もできるため、すこし薄暗くする。
「なになに? ちょっとロマンチックだけど……」
と、洗面所から出てきた美亜がからかうように笑った。
僕はベッドの上に座って、首をすくめた。
「いちおうね」
「そうだね……初めてのときは、勢いでしちゃった感じがあったからね」
言いながら美亜がルームウェアを脱いでいった。
僕も立ちあがると、ルームウェアを脱いだ。
すでに息子は限界まで上をむいている。
全裸でむかい合う。
沈黙したまま見つめ合った。
美亜が唇を舐めると、溜息をついた。
「ふぅ……」
「緊張するか?」
「そりゃ、ね……まだ、二回目だから」
「おいで」
自分でも驚くほどに冷静だった。
一度、射精していることもあるが、ここ最近の経験によるところが大きいだろう。
うなずいてから美亜がやってくる。
僕はベッドに体を横たえると、美亜を待った。
スリッパを脱いで、全裸の美亜が僕の横へと寝っ転がる。
「美亜……」
「んっ」
僕が顔を近づけると、美亜も自分から顔を近づけた。
短いキスをかわす。ちゅ。
美亜の額へと自分の額をぶつけながら僕は優しく体を撫でた。
「あっ……んっ、ああんっ」
撫でているだけだが、美亜が熱い息を漏らす。
僕は美亜の首筋をキスした。
右手で体を撫で、左手でおっぱいを揉む。
「あんっ……んっ、エッチぃ……」
「もっと、エッチなことするんだぞ?」
「ああんっ」
体を撫でていた右手で美亜の秘部へと触れた。
すでに準備はできているようだった。
「わたし、すぐ濡れるみたい……」